教育・子育て

6年生の優しさ忘れない 波田小で送る会

下級生に歌を贈る6年生

 松本市内の小学校で、卒業式を前に、6年生を送る会が開かれている。このうち波田小学校は5日に行った。全校約850人が一堂に会し、歌や呼び掛けで6年生141人に感謝を伝え、新生活へのエールを送った。

 学年ごとに趣向を凝らして発表し、手作りのメダルをプレゼントしたほか、ダンスや寸劇で楽しませた。5年生の発表では6年生の代表を壇上に招いてくす玉を割る演出もあり、盛り上がった。6年生もお礼として「未来へ」の合唱で美しい歌声を響かせた。
 中心となり準備した児童会長の5年・鈴木湊太君(11)は「6年生の優しさなどを受け継いでいく気持ちが伝われば」と願っていた。
 昨夏からの校舎改修工事のため、近くの波田体育館に飾り付けをして開催。全学年が顔をそろえるのは1学期終業式以来だった。6年の安原大登君(12)は「すごくいい会で、1~5年生を頼もしく感じた。最後に皆で集まれてよかった」と喜んでいた。