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2025年

数学五輪で世界一の狩野さん 東大に現役合格

2026/03/23
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東大に合格した国際数学五輪世界一の狩野さん

 昨年の国際数学オリンピックで世界一に輝いた松本深志高校(松本市)の3年生・狩野慧志さん(18)=松本市寿北3=が、東京大学・理科一類に合格した。幼い頃から抱き続けていた「行くなら東大かな」という目標を達成した。将来は数学者になることを見据えつつ、「大学で学びながら研究テーマを見つけたい」と語る。
 推薦入試は落ちてしまい、一般選抜(前期日程)で合格した。推薦不合格から2次試験まで2週間ほどしかなかったため、理科に注力し、国語、数学、英語に関しては試験の傾向把握に努めた。「受験で大事な数学と英語の2科目がめっちゃ得意だった」ことも有利に働いたという。
 数学は「気づいたときには数字が好きだった」と語るほど、いつの間にか好きになっていた。魅力は「数学の本質は(定理や公式などの)ツールを使い分けて目的地にたどり着くこと」。国際数学オリンピックには3年連続で出場し、昨年は全問正解で世界1位の快挙を成し遂げた。
 東大では「大学数学をまずはちゃんと把握したい」とする。学業と並行し、国際数学オリンピックの「チューター」として後進の指導にも当たる。趣味は幼少期からレッスンに通うピアノと、「マインクラフト」などのパソコンゲーム。「大学でも好きなことはやり続けたい」と、新生活の準備を進める。