信大生が新たな一歩 松本キャンパス卒業式
2026/03/22
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信州大学松本キャンパスの卒業式が21日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。人文、経法、理、医4学部の卒業生740人と大学院4研究科の修了生145人が晴れの日を迎え、それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。
学部や研究科の代表が中村宗一郎学長から学位記を受け取った。中村学長は告辞で、国際秩序の前提が揺らぎ、生成AI(人工知能)の登場で考え抜く力を手放しつつある現代は世界的な転換期だと指摘。「異なる意見に触れ、議論を重ね、思考を鍛え続けた大学での経験こそが、不寛容を越え未来を切り開く力となる」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して人文学部の多田萌希さん(22)は、4年間多くの人に支えられたと感謝し、待ち受ける困難にも「すぐそばで、あるいは見えないところで支えてくれている人がいるはず。前向きに挑戦する心を持ち続けたい」と力を込めた。
式後は後輩たちが花束を贈ったり、記念撮影したりして門出を祝った。会場看板前の混雑を避けるため今回初めて、スマホなどを通して映像が合成されるAR(拡張現実)看板が導入された。卒業式は24日まで、キャンパスごとに開かれる。



