音楽家・上松美香さん 病気克服し万感の演奏 故郷・安曇野でトークも
2026/03/22
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指が動かない病気を乗り越えた安曇野市出身の音楽家・上松美香さん(43)=東京都=の演奏とトークを楽しむ催しが20日、同市の豊科公民館ホールで開かれた。アルパ(南米のハープ)演奏の国内第一人者として活躍していた10年前に病気を発症し演奏活動を諦めかけたが、小型のミニハープでリハビリを重ね、復帰した。上松さんは輝く笑顔で「ただいま」とあいさつし「こんなに大勢の方に来ていただき胸がいっぱい」と感謝した。
ミニハープで、オリジナル曲「安曇野」や「早春賦」「ふるさと」などを演奏し、復活までの経緯を語った。演奏に最も重要な右手親指が動かない状態だったが、ここ数カ月で劇的に症状が改善しているとし「きょう10年ぶりに右の親指を使って演奏できました」と明かすと、驚きの声が上がり、祝福の拍手が起きた。
市民団体のミュージックボランティア・サポーターズクラブが市制20周年記念事業として主催し、450人で会場が埋まった。次女が上松さんの小学校時代の同級生という田中茂子さん(69)=穂高=は「心配していたので、演奏する姿を見られてうれしかった。とてもすてきな演奏だった」と喜び「これからも病気に負けずに演奏を続けてほしい」とエールを送っていた。




