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2025年

お城・外堀大通り、ベンチで憩いの場 松本市のまちづくり組織が社会実験

2026/03/20
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 松本市中心部のにぎわい創出を目指す民間主体のまちづくり組織「三の丸エリアプラットフォーム」が今月、松本城南の外堀大通りの歩道部分に、ベンチと緑陰を置く社会実験を始める。お城と北アルプスを眺められる「特等席」に、市民や観光客が滞留する空間をつくる。19日はプラットフォームのメンバーらが木製ベンチの塗装作業に精を出した。
 令和6年12月に近くの大名町通りで実施した、歩道と車道の段差をなくす「フルフラット化」の社会実験で使った木材を再利用し、長さ3メートル、幅91センチ、高さ40センチのベンチや、背もたれのある同規模のベンチを製作。19日はプラットフォームのメンバーやデザイナーら7人が、漆黒のお城に合わせた黒色の塗料を側面や背面に塗った。
 20日も塗装する。24日に設置作業を行い、ヤマボウシやソヨゴなどを植えた大型のプランターをベンチ脇に置く。ボランティアで取り組みを支える「三の丸サポーター」で、松本市に来て2年半になる会社員・八木弓奈さん(39)は「落ち着ける場所になればいい」と願っていた。
 歩道は長さが約200メートルで、幅が広い場所で15メートルある。プラットフォーム事務局の市中心市街地活性本部は「観光客はもとより、地域の人のコミュニティー形成につなげたい。お堀が復元した姿も想像しながら座ってほしい」と話していた。

大型のベンチに黒の塗料を塗る参加者