戦没者悼み平和願う 松本歩兵150連隊慰霊祭
2026/03/18
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太平洋戦争末期に西太平洋のトラック島で多くの戦死者を出した旧陸軍松本歩兵第150連隊の慰霊祭が17日、松本市美須々の県護国神社で開かれた。関係者でつくる「トラック島柏4656部隊歩150会」の主催で毎年開催しているが、戦後81年となり、参列者はこれまでで最も少ない3人にとどまった。
本殿で神事を執り行い、祝詞の奏上や玉串の奉納などをして戦没者を追悼した。慰霊祭の世話人・大和勇一さん(64)=堺市=が元隊員の父親から活動を引き継いだ平成20(2008)年ころは、まだ20人前後が参列したが、今年は男女3人。父親をトラック島で亡くし、10年前から参列している等々力博子さん(83)=安曇野市豊科南穂高=は「父の記憶はない。数年後、英霊と書かれた紙が白木の箱で届いただけだった」と振り返り「亡くなった後にどんな勲章をもらっても何の役にも立たない。どうか戦争のない世の中を」と願っていた。
大和さんは、永代供養への移行を検討しつつ「参列者が一人でもいる限り慰霊祭を続けたい」と話している。




