安曇野市副市長に渡辺守氏起用へ 市長意向 豊富な経験評価
2026/03/18
後で読む
安曇野市の中山栄樹市長は17日、1月から空席が続く副市長に総務部長の渡辺守氏(60)を起用する考えを明らかにした。3月末で4期目の任期が満了となる橋渡勝也教育長(69)は再任とする。故太田寛前市長から続く市政の継続と安定を目指す姿勢をより鮮明にした格好だ。19日の市議会3月定例会最終日に追加提案する。
中山市長は17日の市議会全員協議会で提案理由を説明した。渡辺氏については「市役所での豊富な経験と堅実な行政手腕(がある)」、橋渡教育長については「人格が高潔で、教育・学術、文化の識見を有する」と評価した。
もともと副市長人事は、昨年の市議会12月定例会最終日に提案する予定だったが、太田前市長の死去で任命権者が不在となり、昨年末の中山前副市長(現市長)の退任以降は空席が続いていた。
渡辺氏は、松本広域連合への派遣で広域観光を担当するなど観光行政に明るく、「安曇野ブランド」の発信を重視する太田前市長の信頼が厚かったとされる。庁内調整力や議会対応力にも定評があり、市長、副市長ともに空席となった1月前半は市長職務代理者をそつなく務めた。太田前市政の継承を打ち出す中山市政にあっては、こうした経験から次期副市長の最有力候補との見方が以前から強かった。
教員OBの橋渡教育長は、平成26(2014)年の就任から10年以上がたつ。任期の長期化を受け「交代の頃合いではないか」との見方もあっただけに、議会内では「続投は意外」との受け止めが広がった。中山市長は17日の記者会見で「(前市政から)引き継いだ課題がたくさん残っている。それらをまずクリアしていきたいということで継続をお願いした」と述べた。
副市長の任期は4年、教育長は3年で、いずれも4月1日から。



