国道19号・松本拡幅 落合橋歩道橋17日開通 北アと調和、県内初工法
2026/03/14
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松本市を南北に貫く幹線道路・国道19号の渚から宮渕本村まで1・6キロ区間を拡幅する事業「松本拡幅」で、白板交差点近くで工事が進められていた落合橋側道歩道橋(延長62・3メートル、幅5・6メートル)が17日に開通する。はしごを横倒ししたような形が特徴の「フィーレンディール構造」で、北アルプスの景観との調和を図り、県内初の工法を採用した。
フィーレンディール橋は橋脚がなく、はしごのように見える「上弦材」で全体を支えている。「はしごの窓一つ一つがフレーム代わりになり、橋の向こうの風景が絵画のように見える効果もあるといわれている」(長野国道事務所)。人が歩く面の中央に柱が並んでおり、両側を通る構造になっている。
歩道橋の工事が始まったのは令和4年10月で、翌年10月に下部工事が完成して以降、上部の工事を進めてきた。工事期間中は国道19号東側の歩道がう回路となっていた。
落合橋側道歩道橋の建設は、平日の混雑度が市内で最も高い白板交差点付近の4車線化工事の一環。田川にかかる落合橋(54メートル)は下流側に2車線の新たな橋を併設し、車線を切り回した後、既存の古い橋を撤去して新橋に架け替える。現在は新たな橋の橋台が完成しており、今後、橋中央部を支える橋脚の工事が始まる。
松本拡幅は平成10(1998)年度に事業化され17年度に用地買収に着手。拡幅部は30メートル、立体部分の幅は32~46メートルで、4車線化することにより、慢性的な市街地の渋滞緩和を目指す。全体の事業費は約180億円。




