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2025年

安曇野市、明科・前川に造波施設を整備へ 川でのサーフィン楽しめる場に

2026/03/13
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前川のサーフウエーブ設置予定地

 安曇野市は新年度、明科中川手の龍門渕公園を流れる一級河川・前川に、川の流れで波を起こしてサーフィンを楽しむ「サーフウエーブ」を整備する。市などによると、一級河川の自然流を活用した造波施設は国内初。市は同公園周辺でアウトドア拠点の整備を進めていて、特色ある施設でにぎわい創出を図る。

 明科南認定こども園北東の河床を掘削してコンクリート構造物を設置し、河床下約70センチのくぼみで波を造る。全体で幅約9メートル、長さ約20メートルの構造となる予定だ。川の右岸には魚道を設けるなど、魚や水中動物の生息環境にも配慮する。設置予定箇所にはカヌーの進水路として使われているスロープがあるが、サーフウエーブ設置後は下流側にもう1カ所設ける予定。
 川でサーフィンを楽しむリバーサーフは、絶えず波が発生するため長時間波に乗ることができる。海外では内陸部や市街地で楽しむ人が多く、若者の文化として地域に定着し、地方の活性化につながる例もあるという。
 市は1月に工事入札を行ったが、応札者がなく不調となった。工法を再検討して新年度改めて入札を行う。渇水期となる11月ごろに着工し、来年5月までに工事を完了する計画だ。市は新年度当初予算案に工事請負費約1億円を計上した。財源は過疎債を充てる。
 市政策経営課の白鳥和子課長補佐は「街ににぎわいの波及効果をもたらす施設にしたい」と話している。