安曇野出身の音楽家・上松美香さんが活動再開 指の病気 絶望乗り越え 20日に豊科でミニハープ演奏会
2026/03/12
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日本を代表するアルパ奏者として知られる安曇野市出身の上松美香さん(43)=東京都=のミニハープ演奏会が20日午後2時から、同市豊科公民館ホールで開かれる。上松さんは10年前、指が動かなくなる病気を発症し演奏活動を諦めかけたが、アルパより小型のミニハープと出合い、リハビリを重ねて昨年、音楽活動を本格的に再開した。「皆さんにご心配をおかけした。ずっと願い続けてきた安曇野での演奏会がようやくできる」と喜ぶ。
平成28(2016)年に「局所性ジストニア」を発症、動かない指を使わない新しい奏法を3年かけて身に付けて演奏を再開したが、再び症状が悪化した。「真っ暗なトンネルに入ってしまった。アルパは目に入らない場所に遠ざけた」と、絶望の日々を振り返る。
子供が通う幼稚園で音楽好きな母親たちと交流し、純粋に演奏を楽しむ姿に接したことが再起のきっかけとなった。「症状から逃げるのではなく、どうしたら音楽ができるかを考えよう」と前向きになり、手軽に演奏ができるミニハープに出合った。リハビリで練習を始めたが「春、安曇野の土手に咲く野の花」のような音色に魅了され技術と表現を深めた。
20日は演奏とトークの2部構成で、上松さんはオリジナル曲「安曇野」のほか「早春賦」「ふるさと」など6曲ほどを奏でる。「大切で大好きな安曇野の皆さんに感謝の気持ちを込めて演奏したい。私も安曇野でパワーを吸収してまた頑張りたい」と話している。
市民団体のMVSCミュージックボランティア・サポーターズクラブが主催する。入場無料で事前の申し込みは必要ない。午後1時半に開場し、定員に達し次第受け付けを終了する。




