3.11 絵本で振り返る 塩尻市立図書館がコーナー開設
2026/03/12
後で読む

平成23(2011)年3月の東日本大震災発生から15年の節目に合わせ、塩尻市立図書館は、本館内に「あの日を忘れない―絵本でふり返る 3・11東日本大震災」と題したミニコーナーを設けた。「震災を経験していない世代にも伝えたい」と、絵本の表紙に独自のラベルを付けてPRしている。31日まで。
34冊が並ぶ。実話を基にした絵本も多く出版されている。本のタイトルから震災との関連性が分かりにくいものは、ラベルに本が書かれた背景などを説明する案内文がつく。岩手県大槌町の自宅の庭に電話が置かれたことに着想した『かぜのでんわ』(いもとようこ作絵、金の星社)、避難指示が出た福島県飯舘村で残された猫に餌をやる奉仕活動の経験を生かした『ネコヅメのよる』(町田尚子著、岩崎書店)がある。
同館職員で絵本専門士でもある市読書推進アドバイザー・北原まりさんが企画し、コメントも付けた。「絵本は子供のもの」と思われがちだが、表現の幅の広さや訴求力があり大人も楽しめるという。
15年という時間の経過も踏まえ、北原さんは「みんなが(支援の)行動をできるわけではないが、心を寄せることはできる。読んで震災を知らない子供と話すきっかけにもしてほしい」としている。



