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2025年

野外教育の活動発展へ体制強化 明科カヌークラブ運営・安藤さんら法人設立

2026/03/11
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カヌーを掲げ笑顔を見せる阿部知事(中央)と安藤さん(右から2人目)ら設立メンバー

 シドニー五輪カヌースラローム日本代表の安藤太郎さん(48)=安曇野市明科中川手=らが2月、一般社団法人「フィールド・ユニオン・ナガノ」(FUN、本部=安曇野市明科中川手)を設立した。安藤さんらは明科の前川や犀川を拠点に「安曇野明科カヌークラブ」(AACC)を運営している。法人設立で活動を発展させ、アウトドア活動を通じた人材・選手育成や、地域活性化を図る。

 任意団体として一昨年から、AACCや、河川の環境活動に取り組む「信州リバークリーンプロジェクト」を続けていた。近くの明北小学校や明科中学校でカヌーの体験授業を開くなど、地域の子供が水辺に親しむ機会も提供している。法人化で体制を強化し、信州の恵まれた環境を生かした野外教育や、都市部からの自然留学受け入れを推進する。地元からの選手輩出も目指す。
 安藤さんら設立メンバー4人は3月10日、県庁に阿部守一知事を訪ね、これまでの活動を紹介。学校との連携や、河川整備の分野で県の協力を求め、「地元の子供が目の前にある価値を体験する間口を広げたい」と力を込めた。阿部知事は「信州は自然に恵まれているが、最近は外で遊ばない子が多い」と述べ、県のウェルビーイング実践校「トコトン」や、部活動の地域展開といった施策との連携の可能性を探っていた。安藤さんが阿部知事に「ぜひ(カヌーを)体験しに来て」と呼び掛けると、知事は「もう少し暖かくなったら」と応じていた。
 安藤さんは「県全体に活動を広げていきたい」と今後の活動に意欲を見せていた。