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2025年

満点の星空が語る東日本大震災の記憶 松本市教文センターのプラネタリウムで特別番組

2026/03/09
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東日本大震災に関する特別番組を見に来た来場者

 平成23(2011)年の東日本大震災から11日で15年となるのを前に、松本市教育文化センター(里山辺)は8日、仙台市天文台が製作したプラネタリウム向けの震災特別番組「星よりも、遠くへ」を無料上映した。市民ら46人が来場して、震災と自然について改めて向き合った。

 番組は家族や家などを失った被災者たちの手記を基にしたドキュメンタリー作品。語り部により、広域で停電が起きた被災地で、大震災の夜に輝いた満天の星空に関する被災者のエピソードが語られた。
 祖母と倒壊した住宅に閉じ込められた男性の、被災直後と救助されるまでの厳しい環境の中で辛うじて持ちこたえた一室の隙間から星空が見えた話、妻を亡くした男性と息子2人が震災直後に一番明るい星を探すようになった話などがあった。震災の夜の星空も映し出された。
 地震発生の仕組みなどの説明もあった。
 以前に同番組を見たことがある松本市の60代女性は「記憶が薄らいでいた。大震災のあった日の近くで振り返るきっかけになった」と話していた。