医療的ケア児 家で見守り支援 安曇野市が新年度 家族の休息確保
2026/03/06
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安曇野市は新年度、医療的ケアが日常的に必要な児童(医療的ケア児)を介護する家族の休息(レスパイト)のため、当事者の自宅で医ケア児の見守りを一時的に引き受けるサービスを新たに始める。定期的に訪問する看護師が担うことを想定し、訪問看護ステーションなどに業務を委託する。市によると、同事業を行うのは県内自治体で初めてとなる。
「医療的ケア児等在宅レスパイト事業」では、看護師の訪問時に合わせて一時預かりの時間を設ける。利用は1人につき1日1時間以上で年間48時間まで。利用者の費用負担はない。市は新年度一般会計当初予算案に業務委託料360万円を計上した。新年度の早い時期の開始を目指す。
市内の0~18歳の医ケア児は、市が把握しているだけで32人。家庭によっては人工呼吸や胃ろう、導尿などの対応に追われ、きょうだいの送迎や買い物などの時間確保に苦労しているという。市障がい者支援課の担当者は「神経細やかに対応した疲れで夜に十分眠れないという家族もいる。休息時間をしっかり確保し、良好な家族関係を保ってほしい」と話す。
市は本年度から専任の医療的ケア児等コーディネーターを置き、個別支援などに当たっている。中信地域ではショートステイや経過観察入院といったレスパイトケアがあるが、全国的には在宅支援が主流になっているという。



