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2025年

県消防防災ヘリ墜落から9年 松本の慰霊碑前で追悼式

2026/03/06
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 平成29(2017)年に県消防防災ヘリコプター・アルプスが松本市郊外の鉢伏山に墜落し、搭乗していた県消防防災航空隊員9人全員が死亡した事故から丸9年となった5日、同市郊外の信州スカイパークにある慰霊碑前で追悼式が営まれた。遺族や航空隊員ら約60人が参列し、空から地域の安全に尽力した隊員たちの冥福を祈った。
 碑前に犠牲者9人の写真を並べ、同航空隊員15人が整列し、近藤智宏隊長が安全運航を誓った。参列者は順番に碑前に進んで花を供え、静かに手を合わせた。
 阿部守一知事は追悼の辞で9人の名前を読み上げ「活動に全力を尽くした崇高な精神は色あせることがない。県民の誇りであり続けている」とたたえ「重い教訓を深く心に刻んでいく」と述べた。
 式後、墜落事故で亡くなった高嶋典俊さんの父親・俊郎さん(76)=松本市村井町南=が報道陣の取材に応じ「9年たったが思い出さない日はない」と述べた。黙とうの時には「残していった子どもたちは元気に育っているよ」と語り掛けたという。

慰霊碑前で行われた追悼式