松本市の公設民営バス、4月からICカード利用可能に 子育て世代の負担軽減も
2026/03/06
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松本市の公設民営バス「ぐるっとまつもと」で、4月からSuica(スイカ)など交通系ICカードが使えるようになる。市は3月14日のダイヤ改正に合わせ、通学定期券の割引率を現行40%から50%に上げるなど子育て世代の負担軽減に重点を置いた運賃政策を実施する。普通運賃は一律20円の値上げとなるものの、キャッシュレス決済で値上げ分を割り引き、実質賃金は据え置く。
交通系ICカードは地域連携ICカード「KURURU(クルル)」や、スマートフォンアプリのモバイルSuicaも利用できる。運賃の値上げは人件費や燃料費の高騰に対応するためで、既に導入されているスマートフォンアプリ「チケットQR」やクレジットタッチといった電子決済を利用すると値上げ前の金額で利用できる。4月1日以降は交通系ICカードも決済割引の対象となる。
子育て世代の負担軽減策は通学定期券の割引に加え、小児運賃(普通運賃の半額)の適用範囲を従来の小学生のみから中学生までに拡大する。無料で乗車できる幼児(付き添いありの1歳以上6歳未満)の数はこれまでの1人から3人に拡大する。
臥雲義尚市長は5日の定例記者会見で「子供たちに利用してもらう環境を整えることで、将来にわたって移動手段としてのバスを選択していただくことにつなげたい」と述べた。
ダイヤ改正は松本・島内線(小宮系統)を午前と午後の各2便増便し、日曜、祝日の運行を開始する。一方、1便当たりの利用者が1人を下回っていた南松本・平田線と平田・村井線は廃止する。詳細や改正後のダイヤは市ホームページで公開している。



