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2025年

被災地の映像から苦悩を実感 東日本大震災後のドキュメンタリー映画上映会

2026/03/05
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東日本大震災の被災地を思いやった映画の上映

 平成23(2011)年の東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の人々の姿を追うドキュメンタリー映画「生き抜く 南三陸町 人々の一年」が4日、松本市中央1のMウイングで上映された。大震災から15年間がたつ被災地の人々への思いをはせた。
 移りゆく季節、がれきの山が少しずつ小さくなる風景などとともに、被災後に変わっていく人々の暮らしを丁寧に描く。妻を亡くして幼い子供と暮らす男性、津波襲来の直前まで防災無線で避難を呼び掛け、行方不明になった町職員の妻、娘が行方不明になった漁師の男性らが登場する。
 約40人が観賞した。松本市清水2の河合寿美恵さん(71)は「亡くなった人たちから託されたものがある。それで、強くなっていけるのだと思った」と話した。同市県2の深澤チエ子さん(85)は会員になっている松本友の会で大震災前から、三陸のワカメを取り寄せている縁がある。「離れている場所だけれど、みんな大変だったのだと思う」と被災者を思いやった。
 上映は、市が毎月行っている「人権映画の日」の一環。担当する人権共生課の山本修平課長補佐は「今も苦しみ、立ち直るのが難しい人がいることを覚えておいてもらいたい」と話していた。