オンライン相談窓口新設 松本市が新年度 芳川出張所・梓川支所に
2026/03/05
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松本市は新年度、地域拠点と本庁の担当課をオンラインでつなぎ、各種の相談や手続きができる「オンライン相談窓口」を芳川出張所(野溝東2)と梓川支所(梓川梓)に設ける。本庁舎から比較的離れた場所にあり、窓口業務の取扱件数が多い2カ所を選んだ。オンライン窓口のある地域拠点は現在の五つに加え、七つに増える。
オンライン窓口のブースにはパソコンやタブレット端末、カメラ、プリンターなどが置かれ、市の担当部署と直接やりとりができる。芳川出張所は改修して設置スペースを設け、梓川支所は波田支所と同じ囲いがあるセミクローズ型のスペースを設ける。市は新年度当初予算案に運用費などを盛り込んだ関連予算1672万円を計上した。
オンライン相談窓口は令和5年度に始まり、現在、なんなんひろば(芳野)、四賀支所、波田支所、笹賀出張所、島内出張所に設置されている。初年度は157件だった相談件数は、本年度は473件(1月末時点)と3倍ほどになった。
当初、受け付ける相談内容は税や年金、国民健康保険、健康福祉、地域づくりなどに限られていたが、本年度から遺族が行政手続きをする「おくやみ窓口」に対応できるようになった。さらに道路や水路に関する相談の受け付けも可能になったことで件数が増えたとみられる。
オンライン窓口の設置は市が令和17年度の供用開始を目指す市役所新庁舎建設に向けた実証実験に位置付けられている。市役所に出向かなくても各種相談や専門的な手続きができる窓口として、新庁舎のスリム化を図る上で重要な役割を果たす。市DX推進本部の島村守次長は「利用件数が伸びており、市民の利便性の向上に役立っている。どのように利用されているか検証を続けたい」と話している。




