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2025年

安曇野市の中山市長 就任後初の一般質問は堅実答弁 独自カラーの発言少なく

2026/03/05
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 安曇野市議会3月定例会は4日、中山栄樹市長の就任後初めてとなる一般質問に入った。施政方針をただす各議員の質問に対し、中山市長は太田寛・前市長の路線継承を各所で打ち出した。一方、独自カラーを感じさせる踏み込んだ発言は少なく、堅実な答弁が目立った。「安全運転」で市政運営を進める姿勢がのぞいた。
 「市民が最も知りたいのは、新市長がどんな価値観を軸にどの方向へ市を導くのかだ」。最初に登壇した辻谷洋一氏は施政方針と政策判断のよりどころを単刀直入に聞いた。
 中山市長は「市民の声に耳を傾け、公平公正を基本としながら将来世代に責任を持てる持続可能な市政運営を行う」と価値観を説明。政策判断は、総合計画との整合性や費用対効果などを踏まえて総合的に勘案するとし、模範的な答弁に徹した。
 太田前市政との関係については「安定性と継続性が重要なため基本的には太田前市長の方針を継承する」とし、市民との対話集会といった事業の継続を明言。見直すべき施策も問われたが具体的に挙げなかった。
 次世代に残したいまちの姿については「職員と一緒になって、皆さまが誇りと愛着を持てる市をつくる」と強調した。市職員OBの中山市長の思いと、安曇野ブランドの発信に尽力した太田氏がよく口にした言葉を織り交ぜて説明した。
 こうした市長答弁に、議員からは「太田さんの思いを大事にしている」と好意的な受け止めがある一方で「全体的にざっくりとしていて、率直な思いを具体的に述べる場面が少なかった。もっと中山カラーを出してほしい」との注文も聞かれた。

就任後初めて一般質問の答弁に立つ中山市長