新卒採用へ広報活動解禁、松本で企業合同説明会 採用早期化で企業に危機感
2026/03/04
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来春に卒業を予定する学生を対象とした広報活動が今月解禁され、松本地域でも企業の採用活動が本格化している。3日には松本市本庄1のホテルブエナビスタで合同企業説明会(松本、大町両職業安定協会主催、市民タイムス共催)が開かれ、地元の中小企業70社が参加した。採用活動の早期化により、松本地域にも既に内定を得ている学生がいる一方、これから本格化させる学生も多く、参加した学生たちは熱心に担当者の話を聞いていた。
山梨県内の大学に通う大町市出身の男子大学生(20)は「長野県内で就職を考えている。内定が出ている話を聞くと焦るけれど、じっくりやっていきたい」とブースを回っていた。電子部品や車の部品を製造するカワイ精密金属松本工場(松本市笹賀)で採用を担当する大塚勇人管理課長は「昨年も採用できていないので厳しい。インターンからの採用も考えていきたい」と話していた。
信州大学キャリア教育・サポートセンターの手塚道憲室長は「3年夏にインターシップに参加して選考の土台に乗り、3月までに内定が出る学生が多くなっている」と語る。関西の企業から求人が寄せられるようになるなど、学生の売り手市場の加速化を感じているという。一方、松本大学では早期選考を受けている学生もいるが、これからの学生が多い。キャリアセンターの田嶋哲也係長は「県内での就職を希望する学生が多いので、業界や企業を研究している段階」と語っていた。
松本公共職業安定所の吉村光代所長は「松本地域には、知られていないが魅力ある企業も多い。企業に足を運んで直接話をして企業を知ってほしい」と願っていた。



