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2025年

松本市立保育園に防犯カメラ 市長が意向 幼稚園にも 不審者に備え門や玄関に

2026/03/04
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 松本市の臥雲義尚市長は3日に行われた市議会2月定例会の一般質問で、市立の保育園と幼稚園に防犯カメラを設置する意向を明らかにした。開園中の全44園で設置されておらず、私立の保育施設で設置が進んでいる状況を踏まえた。導入の時期は未定だが、臥雲市長は「安全性を高めるために、できるだけ早期に設置していく必要がある」とした。
 一般質問で犬飼信雄氏(誠の会)が「設置について早急に検討に入るべきだ」と指摘した。市の調べだと保育所や認定こども園など私立の市内全34施設のうち、8割近い26施設が不審者の侵入に備えて門や玄関に防犯カメラを付けている。
 一方、保育室内で保育士や園児の行動を記録するための監視カメラの設置について、臥雲市長は「現場で働く保育士や保護者の皆さんがどう受け止めるのかを考慮して、判断する必要がある」と慎重な姿勢を示した。
 保育室内の監視カメラについては、保育上の事故が発生した場合に客観的な証拠となる一方、「常にカメラで撮られていることで過度に緊張して萎縮してしまう」といった不安の声があるという。臥雲市長は「保育士が伸び伸びと向き合える環境を維持することを前提として、導入の可否を慎重に判断していきたい」と述べた。
 安曇野市では、市立の認定こども園と幼稚園の全19園で、外部からの侵入を防ぐ目的で玄関などに防犯カメラを設置している。塩尻市では、市立の保育園全15園に1台ずつ防犯カメラを玄関に設置している。両市とも、保育室への監視カメラは設置していない。

市内保育園の玄関。防犯カメラが設置されることになる