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2025年

サンクラブが3月末で営業終了へ 安曇野市内唯一のプール施設 利用者ら存続願い署名

2026/02/28
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 安曇野市穂高有明のスイミングクラブ「サンクラブ安曇野」が3月末に営業を終了する。昭和51(1976)年の設立から半世紀にわたり、水泳や交流を楽しむ場として幅広い世代に親しまれ、選手も輩出してきたが、近年の物価高騰で運営コストが上昇。老朽化で施設の大規模改修も必要となり将来的に運営が困難となった。市内で唯一のプール施設の閉館に、存続を願う利用者や利用する子供の保護者らが署名活動を進めている。
 クラブは、レストランや宿泊を兼ね備えた施設として開館。現在は、プールと温泉施設として営業し、近隣市町村の約800人が会員となっている。生後6カ月~90代の技術や年代に合わせたコースを設け、全国大会を目指す選手も育成。地域移行の中学校部活動や小学校の校外学習の場にも活用されている。
 営業終了はクラブ会員への手紙で「これまで通ってくださった皆さま、保護者の皆さま、地域の皆さまには言葉では言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです」と案内するなどした。
 地域の健康増進、生きがいづくりなどにも役立てられており、閉館を惜しむ声が次々に上がった。署名は保護者が中心にオンラインと書面で行い、27日現在で約1800人の署名が寄せられた。「子どもが努力や仲間との絆、礼儀を学んだ大切な施設」といった声や、行政との連携の提案、終了延期希望などの思いが集まっている。発起人代表の大厩一裕さん(47)=穂高有明=は「地域に愛され、必要とされている証し。皆で存続の道を探り、次世代へつなげたい」と願う。署名は嘆願書とともにクラブに提出する。

半世紀にわたって大勢に親しまれたサンクラブ安曇野