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2025年

御嶽山が国定公園に 中央環境審が環境相に答申 4月上旬にも指定へ

2026/02/27
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 環境省は26日、長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)を国定公園に指定するよう、有識者でつくる中央環境審議会(会長・大塚直早稲田大学教授)が石原宏高環境相に答申したと発表した。国内の火山としては富士山に次ぐ標高があり、火山活動に起因する独特の地形、山頂付近から連続的に変化する自然植生、古くから根付く山岳信仰文化などを評価した。4月上旬ころの官報告示をもって県内5番目の国定公園となる。
 現在県立自然公園となっている区域を中心に計2万8275ヘクタール(長野県側は1万8786ヘクタール)を国定公園に指定する。さらに、山頂一帯164ヘクタールに「特別保護地区」を新設し、火山特有の地形・地質や高山植物群落、ライチョウ生息地などの保護に向けて最も強い規制をかける。
 木曽町の加藤真和町長は「(町のシンボルでもある)御嶽山の価値向上につながれば」と喜びを語った。国内外からの来訪者増に期待を寄せるとともに、平成26(2014)年の噴火災害の記憶を継承しながら「安全に配慮した上で自然豊かな御嶽山を楽しんでほしい」と願った。
 王滝村の越原道廣村長は「火山防災の連携強化を図りつつ、御嶽古道や登山道の整備を進めながら誘客を図り、地域振興につなげたい」とコメントした。

国定公園化が答申された御嶽山。地域の自然資源として、さらなる活用が期待される(木曽町開田高原柳又から)