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2025年

筑北の水不足、解消遠く 温泉施設の営業短縮・砂防ダムから取水へ

2026/02/27
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営業日の短縮を知らせる掲示がされた西条温泉とくらのフロント

 昨秋以来の少雨などで水不足が深刻になっている筑北村は、西条温泉とくらの営業日を3月から短縮する。入浴時のシャワーなどの使用を抑えて節水するためで、3月2日から月―木曜日を休館とし、金―日曜日だけの営業にする。また、水源の負担軽減として、村内の砂防ダムから取水することも計画し、3月上旬から実施する。

 水不足は2月中旬から顕著となり、村は坂北地区にある入浴施設・坂北荘を臨時休業させているほか、村民に節水を呼びかけ、夜間(午後9時~午前6時)の給水制限もしている。
 とくらについては、入浴施設だけでなくレストランなども営業休止となる。毎月26日の「ふろの日」には割引券を配布しているが、水不足で休館になることもあり、今月26日の配布を取りやめた。
 村内に8カ所ある水源のうち、特に坂北地区の第6水源の水量の減少が著しく、村建設課は「断水が近い危機的状態」という。水源の負担を減らすため、浄水装置を手配して砂防ダムの中村ダムから1日当たり50トンほどを取水する。
 25日には一定の降雨があったが、水源に水が届くには時間がかかる上、水不足の解消につながるかは不透明な状況だ。村は「洗車は当面中止して」「長時間のシャワーは避けて」などと記載したチラシを村内に回覧したり、防災ラジオで節水の協力を呼びかけたりしている。村建設課は「水源で湧く水の量が回復しない限り、制限の解除は難しい」としており、今後は新たな水源確保も検討することにしている。