木曽の林鉄カード 発売 6種類 木曽郡内各町村ゆかりの路線
2026/02/26
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かつて山から切り出した木材を搬出した森林鉄道(林鉄)について、木曽地方を走った各路線の歴史を伝える「林鉄コレクションカード」が今月、発売された。上松町観光協会が中心となり、林鉄の歴史継承などに関わる木曽郡内の各団体と連携して6種類を制作。各町村の観光案内所などで、ゆかりのある路線のカード1種類ずつを販売しており、現地を巡りながら収集を楽しんでほしいと願っている。
カードはそれぞれ小木曽(木祖村)、西野川(木曽町)、王滝(王滝村)、小川(上松町)、阿寺(大桑村)、蘭・与川(南木曽町)の各林鉄を取り上げた。表面には、現役時代の迫力ある写真とともに、運行区間・距離・年代などの基本情報を掲載。裏面は各連携団体の監修により、それぞれの路線の歴史や魅力を掘り下げた説明を盛り込んだ。
王滝森林鉄道の会(王滝村)の植木雅史事務局長は「通勤、通学に使われるなど村民の生活との関わりが深かった側面も伝えようと考えた」と説明。南木曽鉄道遺産を愛する会(南木曽町)の林俊男会長(81)は「林鉄を知る世代の記憶が薄れ、記録を追うことが困難になってきていることに危機感を感じている」とし、カードが歴史を次代に伝える一助になることを願っている。
県地域発元気づくり支援金を活用し、カード1種類につき500枚、計3000枚を制作。好評なら第2弾の企画も検討する。
1枚税込み400円。販売場所などの詳細情報は上松町観光協会ホームページで発信している。




