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2025年

松本の書物文化紹介 旧制高等学校記念館で企画展

2026/02/25
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 松本市県3の旧制高等学校記念館で3月22日まで、企画展「松本の書物―花開く出版文化と文芸―」が開かれている。信州大学人文学部、信大付属図書館と連携し、貴重書と学生らが手掛けた解説パネルを通して江戸~明治の松本の書物文化を中心に紹介している。
 メイン資料として、江戸時代に松本の名所や景勝地について鮮やかな絵と地元の42人が詠んだ俳句を収録した信大付属図書館所蔵の『信府松本十景句集』を展示。十景の挿絵と現在の写真を対比できるようパネルを並べた。企画した同学部の速水香織教授は「松本の書物文化を味わう中で、松本の町そのものにも思いをはせていただけるよう工夫した」とコメントを寄せている。
 江戸で活躍した版元・蔦屋重三郎の生涯を描いた昨年のNHK大河ドラマを受け、昨夏の市中央図書館に続いて開催した。江戸時代の日本の出版文化全般を解説するほか、松本を拠点に出版活動を展開した高美屋甚左衛門にも光を当てながら『松本繁昌記』『善光寺道名所図会』など信州ゆかりの出版物を取り上げている。
 入場無料で月曜日は休館。28日午前11時と午後2時から、速水教授によるギャラリートークがある。

貴重な『信府松本十景句集』などが並ぶ企画展