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2025年

安曇野に宿泊 7割が夏・秋 60~70代が5割 満足度高く リクルートの国内観光調査

2026/02/25
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 安曇野・大町エリアの宿泊旅行者は年配者が中心で満足度は高いが、繁忙期と閑散期のギャップが大きい─。こうした旅行傾向が、リクルート(東京都)による「じゃらん観光国内宿泊旅行調査」の結果で浮き彫りになった。安曇野市観光協会は、情報発信の強化や、宿泊と体験・アクティビティーをセットにした旅行プランの充実などを検討する方針だ。
 観光協会が18日に市内で開いたフォーラム「あづみ野観光バトン会議」で、リクルートの担当者が説明。日本人の観光宿泊旅行約3万件を対象とした令和6年度の調査から安曇野・大町エリアのデータを分析した。
 県内を訪れた宿泊者のうち安曇野・大町エリアに宿泊した人の割合は3・9%。割合の高さでは全17エリア中10番目で、最多は「軽井沢・佐久・小諸」の19・8%だった。
 安曇野・大町の宿泊旅行者を年代別にみると、60~70代が48・4%を占める。リクルートの担当者は「シニア層に支持されているが、子供や若者などは他のエリアを選ぶ傾向がある」と分析した。
 総合的な満足度は92・0%と県平均の84・8%を上回り、特に飲食や宿泊施設などの評価が高い。ただ、直売所などでの買い物消費額は一度の旅行につき3140円で県平均5280円より少ない。
 旅行時期は7~9月が40・4%、10~12月が30・7%で夏~秋が7割を占める一方、1~3月12・8%、4~6月16・0%と冬~春は大きく落ち込む。観光協会が市内観光事業者向けに行った事前アンケートでも、深刻な課題に「繁閑差」を挙げる声は「集客・発信」と並んで最多だった。
 フォーラムに参加した事業者からは、同協会に対し「個々の取り組みには限界がある。情報発信を強化して」「宿泊と体験のセットプラン作りに向けた仲介を」といった要望が出た。協会事務局は「できることから取り組みたい」としている。

安曇野エリアの旅行傾向を基に意見交換した「あづみ野観光バトン会議」