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2025年

だれでもベンチ設置 松本駅お城口広場に 筑摩野中・下平さん考案 UD研究会が製作

2026/02/22
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 「こんなベンチがあったらいいな」をテーマに実施されたユニバーサルデザイン(UD)のアイディアコンクールで、松本市の筑摩野中学校1年・下平千智さん(13)が考案した「だれでもベンチ」が具現化し、21日に松本市の松本駅お城口広場に設置された。コンクールを主催したまつもとUD研究会が協賛金を募って製作。世代や性別、国籍や障害の有無を問わず、誰もが憩える空間が誕生した。
 大小高さの違うコの字形のベンチを入れ子式に配置し、中央に大モミジを植樹した。内側の低いベンチに座る子供を外側の高いベンチから大人が見守れる良さや、開かれた一辺に車椅子やベビーカーを寄せられる使いやすさを期待したデザインだ。素材に採用された木曽ヒノキの香りや、植栽の緑陰も癒やしを与えてくれるという。
 アイディアコンクールは令和5年に県内の小中学生を対象に実施され、184点の応募の中から10作品が入賞した。当時、芳川小学校5年生だった下平さんの「だれでもベンチ」は金賞を受賞。実用化に向け、研究会が準備を進めてきた。
 21日は除幕式があり、下平さんは「とにかくうれしい。赤ちゃんもお年寄りも、誰でも使える場所になるように」と願った。研究会の和合治久会長は「ユニバーサルデザインのキーワードはまさに誰でもという開かれた理念。その心地よさを味わってもらえれば望外の喜び」と話していた。

だれでもベンチに腰掛ける下平さんや関係者
だれでもベンチに腰掛ける下平さんや関係者