カジカ漁が最盛期 安曇野の冬の風物詩
2026/02/21
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安曇野の冬の風物詩・カジカ漁が最盛期を迎えた。安曇野市内の犀川や高瀬川などの浅瀬に、柳の枝で作った筒状の籠「筌」を仕掛け、産卵で川をさかのぼるカジカを捕らえる。地元住民が守る伝統的な漁だ。2月末まで続く。
穂高北穂高の丸山秀司さん(79)は20年以上、漁を続ける。20日、近くの高瀬川に仕掛けた筌を確かめると、12匹が入っていた。今季は1月に漁を始めたものの、全く取れない日もあり「毎日これぐらい入っているとうれしいがなぁ」と笑顔を見せた。いけすで砂を吐かせ、仲間や親戚に分ける。唐揚げ、骨酒、甘露煮がおいしいという。
カジカはかつて安曇野の貴重な漁業資源だった。気候変動の影響か近年漁獲量が減り、漁の担い手も高齢化で数えるほどになったという。丸山さんは「伝統だし老後の楽しみ」と続ける理由を語り「若い後継者をこせなきゃ(作らなくては)」と話していた。




