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2025年

凍り餅作り 伝統つなぐ 塩尻

2026/02/21
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すだれ状につるして乾燥させた凍り餅

 塩尻市内で、伝統の保存食・凍り餅作りが行われている。和紙に包んで水に浸した角餅を連ねてすだれ状につるす光景が、かつての冬場の風情を伝える。
 JA松本ハイランド女性部員でつくる市内の加工グループ・わいわいクラブは、もち米価格が高騰した中でも前年と同じ約500キロを加工し、塩尻東地区の民家で乾燥させた。冷え込みと晴天に恵まれ、例年並みの作業開始ながら仕上がりが早い上に「最高に上手にできた」(竹下静江代表)。取り込みが始まり、来月中旬にも農産物直売所などに並ぶ。
 寒さと時間が育む産物で、凍結と解凍を繰り返す中で層ができて独特の食感を生む。家庭で作る光景は見られなくなったが、竹下代表は「こういう文化が残っている。継いでいけたら」と願った。