朝日でヤマメ品種改良 独自ブランドへ初代ふ化
2026/02/21
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朝日村内の養魚場で、品種改良による独自ブランド化に向けた養殖ヤマメの稚魚の1世代目が今冬にふ化し、元気に生育している。突然変異で通常より大きく育った個体同士を何世代も掛け合わせることで、大型で脂乗りのよい品種に改良する計画で、稚魚たちは関係者の期待を浴びながらすくすくと成長している。
元村地域おこし協力隊で、ヤマメ養殖の「せせらぎ山女魚園」を営む山田喜孝さん(68)が「御馬越銀嶺やまめ」と名付け、鎖川上流部の針尾御馬越に設けた養魚場で生育を続けている。昨年10月上旬に県内産ヤマメから選抜して採卵・受精した結果、11月末に稚魚約2万匹がふ化し、誕生から約3カ月が経過した20日現在、体長2センチほどに成長している。
今後、稚魚が体長6~7センチに成長する5月ごろをめどに、2キロほど下流側にある御道開渡養魚場へ移し、本格的な生育に取り組む。1世代目の採卵・受精は来年秋に行う予定で、最低でも3世代は改良を繰り返す考えだ。
ヤマメの養殖事業は、村産酒米を使った日本酒、村産ビーツで作るウクライナ料理・ボルシチと並ぶ村観光協会の目玉プロジェクトの一つだ。山田さんは御馬越銀嶺やまめが村の知名度向上に貢献する未来を夢見つつ「10年先を見据えたプロジェクトだ。大事に育てたいし、意欲のある後継者も育成していければ」と話している。




