御嶽の国定公園指定 承認 環境相が諮問 中央環境審議会 答申へ
2026/02/21
後で読む
石原宏高環境相は20日、長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)を国定公園に指定することについて、中央環境審議会に諮問した。同審議会は、火山活動に起因する独特の地形、山頂付近から連続的に変化する自然植生、山岳信仰の文化背景などを評価し、国定公園に指定する環境省案を承認。今後、答申するとした。
環境省案では、現在両県の県立自然公園となっている区域を中心に計2万8275ヘクタールを国定公園に指定する。そのうち長野県側は1万8786ヘクタール。
指定に伴い、火口群、火口湖など火山特有の地形・地質が集中し、ハイマツやコマクサをはじめとする高山植物群落、ライチョウの生息地がある山頂一帯164ヘクタールについて、新たに「特別保護地区」に指定する。公園の核心部分として、厳重に景観維持を図るための強い規制が掛かる。
国定公園化がいよいよ迫り、山麓地域の関係者の期待が高まる。木曽町の加藤真和町長は「ぜひ指定を決めていただき、町としても今まで以上に御嶽山の文化、歴史、自然を大切にしていきたい」と語った。
国定公園は、国立公園に次ぐ景勝地として、自然公園法に基づいて環境相が指定する。管理は都道府県が担う。指定されれば御嶽山は県内5番目の国定公園になる。




