穂高の藤屋わさび農園 農水省の「フラッグシップ輸出産地」に認定 国別対応の品質管理が評価
2026/02/20
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安曇野市穂高の藤屋わさび農園(望月秀文社長)が昨年12月、農林水産省の「フラッグシップ輸出産地」に認定された。県内ではJA全農長野(長野市)、JAみなみ信州(飯田市)に続き3例目。ワサビの産地としては全国初。米国や韓国など15カ国に生ワサビを輸出し、各国のニーズに合わせた品質管理が評価された。
2月18日に穂高北穂高の同社工場で認定証授与式があり、同省関東農政局の中川健児地方参事官が、望月社長に鈴木憲和大臣名の認定証を手渡した。望月社長は「一層気を引き締めて取り組みたい」と意気込みを語った。
「フラッグシップ―」は農水省が令和6年度に始めた認定制度で、▽輸出先国のニーズへの対応▽一定の輸出実績▽供給網の構築―の各項目を満たした産地を認定する。昨年12月時点で全国108の産地を認定している。
藤屋は平成30(2018)年に英国向けにワサビの輸出を開始。海外では日本の4~5倍の価格で販売されるといい、社内に輸出チームを立ち上げて販路拡大に努めてきた。各国の安全基準に対応するため農水省と連携して衛生管理の国際資格・認証を取得したり、窒素を充填した包装をしたりして品質保持に注力。令和6年の同社のワサビ輸出額は5000万円に上った。
式に出席した望月啓市専務は「日本食ブームの中、農水省と共に生ワサビの市場開拓を図りたい」と話した。




