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2025年

保護猫の譲渡施設常設へ 綿半塩尻店 里親希望者つなぐ場に

2026/02/20
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綿半塩尻店内に開かれる保護猫の常設譲渡施設。触れ合いもできる

 綿半ホームエイド(長野市)は「猫の日」の22日、塩尻市広丘野村にある綿半スーパーセンター塩尻店の一角に、保護猫の常設譲渡施設「もふもふ塩尻」を開設する。常設は県内初の試みで、保護猫のシェルターを運営する一般社団法人・もふもふ堂(松本市双葉)と連携する。保護猫と里親希望者をつなぐ「出合いの場」を作り、社会問題の解決や新たな価値の創造・提供に向けて取り組む。
 シェルター機能を備えたもふもふ塩尻では、常時15匹前後の保護猫がいて、里親希望者らは猫が過ごす空間に入り、触れ合うことができる。入場料は1人700円(2歳以上)で30分の時間制限があり、1回の定員は8人。もふもふ堂が運営し、猫の世話や譲渡に必要な手続きや審査を行う。譲渡にはワクチン接種や避妊・去勢手術の対応を含め、一律の協力金が必要だ。しつけや困りごとの相談もできる。午前11時~午後5時で、火曜日休み。
 もふもふ堂は松本市内で猫カフェを運営し、毎週約20匹の猫の避妊・手術を手掛ける。綿半塩尻店内の施設開設について、代表理事の等々力茂義さん(64)は「いろんな人が来やすい場所で保護猫を知り、触れ合ってもらえればうれしい」と話す。
 譲渡施設に加え、店内にペットクリニック、完全予約制のトリミングとペットホテルも開く。クリニックは毎週日曜・祝日の午前11時~午後5時、綿半子会社の小諸動物病院(小諸市)から獣医師が派遣され、主に健康相談を受け付ける。塩尻店は昨年12月に生体を陳列販売するペットショップをやめ改装した。
 綿半は令和5年から、県内各店で、動物愛護団体と協力し保護犬・猫の譲渡会を定期開催する。同社バイヤーの君島雄貴さん(34)は「保護動物の認知を広げ、選択肢の一つとして迎え入れることを当たり前にしたい」と話す。