伐採木の配布に応募殺到 当選倍率12.9倍 県が無償で
2026/02/20
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県奈良井川改良事務所が19日、主に松本市内の奈良井川で本年度に伐採した樹木の無償配布を始めた。775人から応募があり、抽選で当選倍率12・9倍の狭き門を突破した60人に対し、21日まで3日間かけて配っている。多くが、近年普及が進んでいるまきストーブのまき材として活用されている。
配布は松本市、塩尻市、山形村、朝日村に在住で自家消費する人が対象。樹種は主にニセアカシアで、伐採した木の中から直径5~15センチ程度を選び、長さ1・8メートル以内に切って提供している。1世帯当たり軽トラックの荷台1台分(350キロ未満)がもらえる。
昨年度は4月に募集と配布をし、応募があった787人のうち67人が当選した。当選倍率は11・7倍と本年度より低かった。本年度は昨年度に比べて提供できる伐採木の量が少なかったという。
配布は、松本市今井の鎖川に架かる中沢橋の上流西側にある緑地で行われている。昨年は落選したという同市内の男性は「(まきを購入すると)1シーズンで20万円費やす人もいると聞く。こうやっていただだけるのはありがたい」と喜んでいた。伐採木は割って乾燥させ、来冬のまきとして使う予定だ。
県は水害対策で河川内支障木の伐採を進めている。増水時に流れを阻害したり、流されて施設を壊したり、橋に引っかかって流れをせき止めたりする心配があるという。同事務所は「河川事業に少しでも興味を持ってもらえたら」とする。




