ラーラ松本あり方議論へ 新年度に検討委設置 コスト、存在意義が焦点
2026/02/18
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松本クリーンセンターのごみ焼却で発生するエネルギーを使う複合型スポーツ施設・ラーラ松本(松本市島内)の将来のあり方を考える検討委員会が、新年度に設けられる。設備の老朽化を踏まえ、存続で見込まれるコストと、プールや浴室、各種運動施設を備える施設の存在意義の兼ね合いが、議論の焦点になりそうだ。
委員会は、地元・島内地区の住民や組合を構成する松本市、塩尻市、山形村、朝日村の行政関係者、有識者、公募に応じた人の11人でつくる。現状の規模を維持するかどうか、縮小するならどの機能を残すかといった意見を集める。9年度にかけて会議を開き、報告書をまとめる。
ラーラ松本は平成11(1999)年4月のオープンから、今春で27年となる。近年は設備などの修繕に、年間で7000万円前後をかけている。
設置者の松塩地区広域施設組合が令和5年度と6年度に行った劣化度調査では、建物は使い続けても問題がないものの、熱交換機やポンプ、電気などの設備は劣化が進んでいることが分かった。現状維持には、リニューアルに105億円程度の経費がかかると試算された。
一方、プールは新型コロナウイルス禍の時期を除き、年間16万~18万人程度が使っており、浴室も同水準の利用がある。山梨県や静岡県など遠方から訪れる人もいるという。
組合は来年度一般会計予算に、検討委関連の約530万円を計上した。全国の余熱利用施設の動向やラーラ松本の利用者の居住地、年齢、性別などの詳細調査、将来の人口減少も踏まえた財政シミュレーションを業者委託で行い、検討委に提示する。藤澤一仁・総務課事業担当課長は「いろいろな意見を出していただき、ラーラ松本の将来を考えたい」としている。




