DXで教員の時間外勤務20%減 塩尻市の促進先導校4校
2026/02/17
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文部科学省から授業や校務でデジタル化を促進する先導校に認定されている塩尻市の小中学校4校で、昨年4~12月の教員の時間外勤務が前年同期比で約20%減った。月平均で約8時間の削減となり、市内の他の小中学校の削減率を上回る結果となった。市学校教育課は、校務の効率化で得られた時間が「『教育の質』への再投資」になることを期待している。
塩尻西部中、洗馬小、宗賀小、楢川小中学校が「リーディングDX(LDX)スクール事業」を本年度のみ実施している。時間外勤務や休日出勤は、昨年4~12月は月平均で約8時間減の約33.0時間(前年同期は月平均41.0時間)で、1日当たり約25分の時間が生まれた計算になるという。
市内全14校が教員の働き方改革に取り組んでいる。LDX校以外の10校も、時間外労働は昨年4~12月は月平均36.8時間で、前年同期の同41.9時間に比べて5.1時間(12%)減ったが、LDX校とは顕著な差があった。
LDX4校で実践した内容は、保護者懇談会の日程の調整、来入児健診での未受診項目の確認、児童らの住所の地図上での一括表示、学校の年間計画表の活用などさまざまだった。実践事例は全国に向けて発信されている。
市学校教育課学びの改革指導主事の島津和浩さんは、授業や校務のDX化について「取捨選択をしてバランスを取りながら進めてほしい」と話す。時間外勤務の削減について「授業の準備や子供との対話、教員の心身のゆとりにつながっていくとよりよい」としている。



