学生に地方企業で働く意義を発信 ヤマサが松本で催し 新しいキャリア観育成へ
2026/02/16
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建設資材製造などのヤマサ(松本市笹賀)が、就職活動をする学生に「新しいキャリア観」を伝えようとする取り組みが15日に始動した。ICT拠点・サザンガク(同市大手3)でキックオフイベントを行い、参加した学生ら約40人が、ローカルで現業の中小企業で働く意義を考えた。
日本総合研究所の主席研究員・藻谷浩介さんが基調講演した。生成AI(人工知能)による出力は大勢の見方にすぎないと指摘し「調べれば分かることを覚える必要はなくなる。大事になるのは問題を立てる能力だ」と述べた。人口推計などを示し「都会のオフィスより、地方の現場にこそ若者の未来がある」との考えを示した。
ヤマサは今春、30年ぶりに新卒採用を図る中で、Uターン就職が消極的にしか選ばれないこと、業種の認知度が低く学生との接点を得づらいことなどの課題を感じた。学生と共に企業支援を行う合同会社松観堂と連携し、社員と地元大学生が内容を考えた。今後も続け、同じ思いがある他社との連携も探る。
キックオフイベントには生コンクリートを練る実演などユニークな内容を盛り込んだ。北爪寛孝社長は「企業説明会などでは説明し切れないことを伝えたい」と話していた。




