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2025年

宿場結ぶ新観光ルート みなみ木曽ロングトレイル大桑・野尻~南木曽・三留野 広域で連携 魅力発信へ

2026/02/14
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 旧中山道の野尻宿(大桑村野尻)と三留野宿(南木曽町読書)をつなぐ観光ルート「みなみ木曽ロングトレイル」を生み出そうと、地域の事業者らが取り組みを進めている。広域的に連携し、体験型の観光で地域全体の魅力発信や振興につなげていく。本年度は国の支援を受けてルート調査やモニターツアー実施などをしており、春からの本格始動を目指す。

 ルートは比較的勾配が少ないJR中央西線沿いと、景勝地・阿寺渓谷(大桑村)と柿其渓谷(南木曽町)を結ぶ恋路峠を通る2種類を主に設定する。道のりは最長で30キロほど。宿場の趣や木曽の自然の中を巡り楽しんでもらう。
 大桑や南木曽を中心に、木曽郡内外の観光関連事業者らが連携して事業を行う。昨年11月には、電動アシスト付きバイクで峠をこえる一般参加者を対象にした1泊2日のモニターツアーを開いた。ルート沿いの飲食店や施設で、郷土料理・五平餅作りや木工体験なども交えた。この他、外国人旅行者向けのツアー会社4社が視察した。
 事業の中心となる阿寺ブルー(大桑村長野)の河合毅代表は、歴史、自然などを「ただ見るだけはなく、体感できるルート」と話し、ツアー実施の手応えにうなずく。今後はさらなる磨き上げをしながら、ウェブサイトの立ち上げなどをして誘客を本格化。地域連携の拡大も視野に入れる。「さまざまな人が関わり合い、観光から地域の盛り上がりにつながるルートを目指していきたい」と見据える。
 国の地域観光魅力向上事業に採択され、支援を受けた。

みなみ木曽ロングトレイルの設置に向けて行われたモニターツアー(阿寺ブルー提供)