食品ロス削減へ信大生が冊子 1週間使い切り生活を提案
2026/02/13
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若者世代の食品ロスを減らす取り組みを進める信州大学(本部・松本市)の学生グループ「食品ロス削減未来プロジェクト」が、食品をまとめ買いして不要なものを買わずに、1週間使い切りの生活スタイルを提案する冊子を作った。食品ロス削減のみならず家計にも優しい内容で、物価高に苦労している学生たちの参考になりそうだ。
使い切りを仕組み化する工夫として、▽1週間分の献立▽皮や茎など野菜の捨てがちな部分を活用した調理法▽食品ロス削減アプリや余剰食品販売サイト―などの情報を盛り込んだ。献立では、朝食はまとめて作って冷凍しておいた「韓国風おにぎり」や「豚こまたくあんにぎり」などまぜご飯のおにぎりとし、前の晩に作った「サケのバター焼き」「豚肉と玉ねぎのポン酢炒め」などの残りを添える。平日の昼は学食を利用する想定で、週末の昼は余った食材を活用したうどんや具だくさんスープとした。週の初めにまとめ買いした食材をきれいに使い切れるようになっており、実際に成し遂げたら、かなりの満足感を得られそうだ。
掲載した料理の写真は、メンバーの松村美穂さん=人文学部1年=らの自作で、器や盛り付けから大学生のリアルな生活が垣間見える。長尾岳さん、各務和さん=ともに理学部1年=の3人で、昨年の夏休みを利用して約1カ月かけて制作した。野菜の保存方法や可食部の説明もあり、初心者に重宝なことから、長尾さんは「新入生に配って役立ててもらいたい」と話している。750部を作った。市ホームページで見られるほか配布もしている。
冊子の制作は、5日に松本市立博物館(大手3)で開かれた産官学による「市食品ロス削減連絡会」で報告された。他にプロジェクトリーダーの石橋淳光さん=工学部1年=による野菜くずをたい肥化するコンポストの発表もあった。




