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2025年

水不足 筑北全域で深刻化 坂北荘休止 夜間の給水制限も

2026/02/12
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 筑北村の全域で水不足が深刻になっている。昨年秋から雨が極端に少なくなり、村内8カ所の水源で水位の低下が著しく、村は10日から夜間の給水制限を始めた。特に坂北地区の水不足が顕著で、入浴施設の坂北荘を11日から休止。本城地区の西条温泉とくらも3月から月~木曜日の休館を予定している。このまま少雨・少雪の状態が続けば断水になる恐れもあり、村は節水の協力を呼び掛けている。
 村建設課によると、降水量が昨年秋から平年の6割程度にとどまり、水道に使う8カ所の井戸で水位が下がり続けているという。11日は降雨や降雪があったものの「井戸の水位が上がるのは時間がかかり、どこまで回復するか分からない」(村建設課)という。
 坂北地区の水源はすでに枯渇状態に近く、このままだと約600世帯で断水する恐れがある。村は前日に続いて11日も防災無線で緊急放送を流し、鎌田欣子村長が「水源が枯渇しかけて危機的な状況。できる限りの節水を」と求めた。給水制限は午後9時から午後6時までとする。
 11日から閉館となった坂北荘には休業を知らずに訪れる人も多く、昼過ぎまでに十数人が来たという。大塚文登所長は「来てくれた方には申し訳ない。西条温泉とくらと(坂井地域の)冠着荘は営業しているのでそちらの利用を」と呼び掛けている。とくらで入浴した向原の男性(77)は「緊急放送で給水制限を知った。風呂の水をためてトイレを流すために使っている。節水に協力したい」と話していた。

坂北荘の玄関に張り出された水不足による閉館を知らせる張り紙