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2025年

オペラ研究「虹の会」 7年ぶり公演 塩尻で3月1日 故高田充也さん原作の音楽劇初演

2026/02/12
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本番を目指し練習に励むメンバー(「僕のお嫁さんになってね」の一場面)

 松本地方を中心とした県内の教職員らでつくるオペラ研究会「虹の会」は3月1日、塩尻市大門並木町の市民タイムス塩尻ホールで第15回公演を開く。38年続く会の単独公演は、平成30(2018)年度以来7年ぶりで、昨夏に97歳で逝去した元教員で児童文学作家・高田充也さん=松本市中山=原作の、戦争にまつわる音楽劇「僕のお嫁さんになってね」を初演する。
 メンバー10人に、語りと伴奏の計14人が出演する。音楽劇は松本地方に伝わる民話や絵本の内容を題材に、小松徹郎代表(69)が作曲を手掛ける。「僕の―」は、戦時中に松本市の浅間温泉に疎開した東京の国民学校の子供と、特攻隊員とが交流した実話に基づく物語で、戦争の悲惨さや命の尊さを訴える。上演は約30分を見通す。高田さん原作の絵本を用いた音楽劇「泉小太郎」も上演、電子オルガンやピアノ演奏もある。
 県松本養護学校の歌好きな教職員が発起人となり、昭和63(1988)年に7人で活動を始め、翌年に本格化させた。新型コロナウイルス禍の影響や介護など各家庭の事情で近年は休演していた。戦後80年の節目の昨年秋に、今回の練習を始めた。初演を高田さんに見せられなかったが、当日は物語と関係のある高田さんの妻を招く。
 小松代表は「メンバーが学び続ける姿を見てもらえれば。今回の音楽劇の共通テーマに『自己犠牲』がある。自分は何ができるのかを考え、観客と心の交流ができたら」と話す。
 上演は午前11時半と午後2時の2回で、約1時間半。入場料は一般1500円、高校生以下500円。大門一番町の丸文書店、広丘高出のリカーハウスながはらで入場券を取り扱う。
 問い合わせは事務局の小松葉子さん(電話0263・51・1418)へ。