部活の地域移行へ中学生も意見 松本で市長と語り合う「多事争論会」
2026/02/12
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松本市の臥雲義尚市長と市民が語り合う「多事争論会」が11日、松本市立博物館で開かれた。地域クラブの指導者や教育関係者ら約60人が参加し、部活動の地域展開(移行)について現状と課題を共有。当事者になる中学生が、学校を母体とした部活がなくなることへの不安を直接伝える場面もあった。
清水中学校1年生で男子バレーボール部に所属する新堀央桔さん(13)は地域クラブに移行することで競技志向が高まる不安があるとし「今のメンバーで部活を続けたい。新しい環境で人間関係を再構築することに抵抗がある」と訴えた。臥雲市長は「自分たちが新しいクラブの主人公になるという気持ちになってもらいたい」と激励。「本来こうあった方がいい」というクラブを自分たちがつくるという心意気を持ってほしいと呼び掛けた。
地域クラブの事例として吹奏楽、バスケットボール、サッカーのの指導者が活動の様子や課題を報告した。
報告を聞いた新堀さんは「不安が大きかったが、地域クラブの事例や市長との対話を通じて違う環境でもやっていけそうな気がした。変化を恐れず活動を続けたい」と話した。臥雲市長は「令和の『ブカツ』という位置づけで学校と連携し、情熱を持って指導したいという先生には引き続き参加していただき、社会人が指導者になる裾野を広げていきたい」と語った。



