新生・山雅の百年構想リーグ開幕戦は惜敗 90分間躍動で収穫は多く
サッカーの明治安田J2・J3百年構想リーグが7日に開幕し、松本山雅FCはNACK5スタジアム大宮(さいたま市)でJ2のRB大宮アルディージャと第1節を戦い、1―2で敗れた。山雅サポーター約2000人の大声援を背に戦った。
松本山雅は3―5―2の布陣でスタートした。最終ラインは右から白井、金子、宮部が並んだ。中盤は中央に深澤と村越、底に渋谷、両翼に小田と樋口を充て、前線に田中と加藤を起用した。
前半に押し込まれた松本山雅は、16分にコーナーキックから先制されると、39分にはDFラインの裏をつかれて失点。後半に藤枝のJ初ゴールで一矢を報いたが、そのままタイムアップを迎えた。
次節は14日。アウェーでJ2の藤枝MYFCとぶつかる。

待望のゴールが生まれたのは後半30分。藤枝康佑が相手DFラインの裏に抜け出すと、井上愛簾からのクロスを左足でコントロールし、右に持ち替えて一閃。ゴール裏に陣取る松本山雅サポーターの前でネットを揺らした。
ボールを奪いながらも前進に苦しんだそれまでの展開がうそのようにパスがつながった。右サイドで自陣深くからのパスを受けた小田逸稀が、目前の相手選手を越す絶妙な浮き球で井上に。すかさず井上がゴール前に送り、藤枝が「前が空いているのが見えた。一番得意な形」とする納得のゴールに結びついた。
一矢報いたゴールも大きかったが、最大の収穫は90分間を通じて前線からボールを奪いにいく姿勢を貫いたことだろう。空いたスペースのカバーが間に合わずに失点につながる課題も出たが、石﨑信弘監督が「J2上位」とする大宮相手に最後まで激しく渡り合った。加藤拓己は「次の試合を勝てれば今回の負けに意味がある」と確かな手応えを得た。目指すべきサッカーの完成に、着実に近づいていることを予感させる幕開けだ。



