三郷の仲澤泰明さん 定年後に光城山登頂3000回 四季の風景も撮影 魅力発信15年
2026/01/30
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安曇野市三郷明盛の仲澤泰明さん(75)は、60歳の定年退職を機に毎日のように光城山(912メートル)へ足を運び、26日に登頂3000回に到達した。15年間に趣味のカメラで四季折々の風景や珍しい動植物を撮影し、常連客だからこそ分かる山の魅力を発信してきた。「ほどよい疲れで達成感を得られる。静かに登りたい山」と親しみを込める。
3000回の節目を迎えた26日は75歳の誕生日。使い古してテープで補強した長靴を履き、いつもの北回りコースを登った。「こんちは!」「珍しいじゃん、こんな時間に」。すれ違う登山客は顔見知りが多い。頂上では常連客の友人と缶コーヒーでささやかな祝杯を挙げた。
仲澤さんは元バス運転手。会社勤めの傍ら光城山には車で写真撮影に来ていた。定年間近の頃、歩いて登れる山だと初めて知り、「じゃあ登るか」と気軽に始めた。
週5日ペースで年間200~250回の登山を続ける今では、北回り―さくらコースの周回にかかる時間はコースタイムの半分の約50分。15年分のカレンダーは、歩数や登山道の状況、桜の開花の様子などの日記メモであふれている。珍しい色のフデリンドウや、5月の限られた時期に夕日を反射して光る北アルプスの槍ケ岳山荘などを発見し、写真に収めてきた。
好きなポイントを聞くと「山全体だろうな。楽しい山だよ」。一部のルートは自ら草刈りし、登山客に季節の移ろいを楽しんでほしいと定点撮影した4枚組の写真を数カ所に掲げる。日々登る人にすれば3000回は珍しくないと謙遜しつつも「生涯の目標を達成できてうれしい。登るのが生活の一部だから今後は回数に関係なく登るかもしれないね」。




