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2025年

厳冬の衆院選 寒さ対策を工夫

2026/01/29
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 真冬の選挙戦が始まった衆議院議員選挙(2月8日投開票)で、長野2区(松本市、安曇野市、東筑摩郡など)と4区(塩尻市、木曽郡など)の計7陣営が、それぞれ寒さ対策に工夫を凝らしている。重ね着をしたり使い切りカイロを使ったりする陣営が多く、運動を屋内に振り替える動きもある。一方、投票所の暖房や駐車場の凍結対策も進んでいる。
 4区のある陣営はイメージカラーの厚手のジャンパーを用意した。2区の陣営は、応援に入る党本部関係者らのためにジャンパーを追加したが「冬物はすでに品薄で色がそろわなかった」と嘆く。重ね着する関係者が多いが、4区の候補者は「我慢しかない」と話す。
 各陣営は使い切りカイロを活用する。手袋を重ねた間に挟むなど使い方はさまざまで、2区には「全身に六つ貼っている」と言う候補者も。つじ立ちが多い別の候補者は電熱ベストを調達した。4区の陣営関係者は「見えないところで対策するしかない」と話す。
 候補者らの表情や手を振る姿が見えるように選挙カーの窓は開けることが多い。2区では複数の陣営が、車内でスタッフの体を温める電気敷布用にポータブル電源を導入した。経験25年の女性スタッフは「過去で一番寒いが、どこの陣営も同じ」を気合を入れる。
 複数の陣営で、街頭演説などを集会所に変える動きがある。寒さで外出する人が少ないと想定し、SNS(交流サイト)の動画配信を重視する傾向が強まっている。
 選挙戦は12日間にわたり、冷えて体調を崩さないようにすることが重要だ。2区のある候補者は車上運動員に「体調を優先し、必ずしも窓は開けないでいい」と伝えた。別の候補者は「僕らは寒いのに慣れている。ただ、後席のスタッフは風をもろに受ける。暖かい服装でと思っている」と話す。
 投票所の寒さ対策も進む。松本市は、28日に期日前投票の受け付けを始めた4カ所に防災用の毛布30~40枚を配る。管理人、立ち合い人、事務従事者が使う。島立の県松本合同庁舎は週末に暖房が止まるため、暖房器具を入れるよう検討する。
 投票日の2月8日には各投票所からの希望に応じ、ジェットヒーターなどを用意する。駐車場や入り口にまく凍結防止剤(塩カル)を配る。

選挙カーからの手振りは寒い。手のひらに使い切りカイロを置いてビニール手袋をはめ、その上に白手袋を2枚重ねにしている