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2025年

塩尻・しおはら小児科が病児・病後児保育室開設 地域の子育て支援へ

2026/01/28
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 病気の療養中や回復期にある子供を、仕事のため家庭で保育できない場合に一時的に預かる「しおはら病児・病後児保育室」が今月、塩尻市広丘郷原に開設された。しおはら小児科・皮膚科クリニックが同敷地内で運営する認可外保育施設で、市から事業を受託して子育て世代に安心安全の場を提供している。
 クリニック北隅にある保育室の広さは、計82平方メートル。静かに休養する部屋など複数に分かれる。かつてあった整形外科の診療室を充てた。13日に業務を始め、20日までの1週間に病児・病後児計11人が利用した。医師が近くにいて「安心」、1歳半以上で食物アレルギーがなければ昼食に弁当提供(実費200円)もあり「助かる」との声もある。
 平日午前8時~午後6時、市内在住か市内事業所に勤務する人が育てる生後5カ月~小学3年生を受け入れる。スタッフは保育士が3人、クリニックの看護師8人が交代で診ていて、4月には保育士を6人まで増やして体制を整え、定員6人の受け入れを可能にする。
 令和元年度に民間事業者が撤退以降、市内に病児保育室はなかった。同クリニックでは子供の急病で仕事を休む保護者を見て病児にも対応した保育室の必要性を感じたという。小児科医の塩原正明院長(65)は「安心安全に努めている。なるべく積極的に受け入れたい。気軽に声を掛けて」と話す。日の出保育園併設の病後児保育室(広丘高出)と並走し、10月に一本化される。
 利用には事前登録し、医療機関の診療情報提供書が必要。市内の児童は無料、それ以外は4時間以内1300円、4時間を超え8時間以内2600円、8時間を超えると1時間当たり400円が加算される。問い合わせは同保育室(電話0263・88・5265)へ。

開設された「しおはら病児・病後児保育室」を運営する塩原院長(左)とスタッフ