うつ病当事者 高ボッチ高原FMで発信 うつリカバリーエンジン代表・長谷川さん ネット配信も

うつ病の当事者同士で支え合う活動をしている市民団体「うつリカバリーエンジン」の代表・長谷川洋さん(58)=塩尻市広丘高出=が、高ボッチ高原FM=同大門三番町=の番組「ガレージらじお」で、パーソナリティーを務めている。自身の思いを伝えつつ、ゲストも招く。音楽配信サービス・スポティファイでの配信も始めた。
聴取者のメッセージを受け付けるコーナーには「会社の同僚がつらそうにしている。どう寄り添ったらいいか」「夫がうつ病。応援する曲をリクエストしたい」といった声が寄せられる。
松本地域で福祉分野の支援やまちづくりの活動をしている人たちを、ゲストとして招いており、仕事を選んだ理由などが話題になる。団体が開く当事者の集まりの告知や終了報告、「元気が出る」映画や音楽などの紹介もする。
スポティファイでの配信を始めたことで、過去の放送も聴けるようになった。放送は再放送の一部を除き深夜だが、配信ではいつでも、どこでも聞くことができ、聴取者の広がりが期待できる。権利の関係で、番組で流した音楽を取り除くなどの作業は、長谷川さん自身が手掛ける。
「うつ当事者のハセガワヒロシが語るラジオ」という言葉を掲げる。もともとラジオが好きで、中学生時代から深夜放送を聞き、うつになって寝込んだ時期にも身近な存在だった。同局の別の番組に出演したことがあり、「番組をやらないか」という誘いを受けて企画から携わった。
人生で困難に直面した経験がある人をゲストに招いて話を聞きたいと考えている。「高ボッチ高原FMで話せるのはうれしいこと」と話す。楽しんでもらうのが一番としつつ「リスナーは多くはないと思うが、自分が発した言葉が励ましになったり、聞く人が元気になったりすればうれしい。それを実感することもある」とも言う。
「ガレージらじお」は毎月第1水曜日25時(翌日午前1時)から放送している。翌月までに複数の再放送がある。



