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2025年

焼岳の警戒レベル2に引き上げ 火山性地震が増加

2026/01/26
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 松本市と岐阜県高山市にまたがる焼岳(2455メートル)で25日午前2時ころから山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増えているとして、気象庁は同日午前5時50分、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「1」(活火山であることに留意)から「2」(火口周辺規制)に引き上げた。想定される火口域から約1キロの範囲での大きな噴石に注意するよう呼びかけている。
 気象庁によると、火山性地震は25日、午後3時までに60回(速報値)あった。うち49回が午前6時までに発生した。傾斜の観測では午前1時ころから山頂方向上がりの変動が見られたが、午前6時ころから停滞している。山頂付近の緩やかな膨張を示すとみられる変化は続いている。焼岳は昨年3月4日から4月18日までの間も警戒レベル2となっていた。
 松本市は25日、災害対策基本法に基づいて登山口から先の立ち入りを規制し、焼岳の登山を禁止した。長野県側の新中ノ湯登山口と、県道上高地公園線の釜トンネル入り口に禁止を伝える看板を設置した。安曇地区に防災無線放送をしたほか、市のホームページや公式LINE(ライン)などでも周知を図った。
 焼岳は昭和37(1962)年に噴火し2人が負傷。平成7(1995)年には麓の安房トンネル関連の工事現場で水蒸気爆発が起き4人が亡くなった。