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2025年

松本の小池神社に奉納・神楽の獅子舞 子供たちに伝えるため祭り以外の場で披露

2026/01/25
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 松本市寿小赤の小池神社で毎年秋の例大祭に奉納される神楽の獅子舞が24日、寿小池町会の「子ども広場」で披露された。祭り以外の場で舞う機会はめったにないというが、継承が課題となる中、明日の担い手確保を願って子ども広場運営委員会と寿小池公民館が共催。40年にわたって踊り手のコンビを組む地元の百瀬長司さん(61)と清水幸一さん(61)の獅子が、小学生ら集まった約40人を魅了した。
 子ども広場の会場となる寿小池公民館で披露された。獅子頭を担当する百瀬さんと後被りを担う清水さんが一心同体となって獅子を舞い、鳴り物を響かせたり邪気を払うために子供たちの頭を噛んだりした。愛嬌のある動きに子供たちは次第と身を乗り出し、寿小学校4年生の降旗珠丸君(10)は「動きが面白かった。いつかやってみたい」と興味深げだった。
 関係者によると小池神社の奉納神楽には100年以上の歴史があるが、担い手不足が課題に挙がる。笛や太鼓は後継者がなく録音テープで代用。獅子舞の踊り手は20代から務める百瀬さんと清水さんのみだ。新型コロナウイルス禍では5年にわたって実施も見送ったといい、清水さんは「知らない住民も少なくない。若い人に知ってもらいたい」と話す。百瀬さんは「興味津々の子供たちの反応がうれしかった。仲間に加わる子が出てくるように」と願っていた。
 子ども広場は寿小池町会の子供の居場所づくり事業として、町会役員OBらでつくる運営委員会や学生ボランティアが運営。食事の提供や学習支援のほか、地域文化の伝承を掲げている。

獅子舞を楽しそうに鑑賞する子供たち
百瀬さんと清水さんが披露する獅子舞を楽しそうに鑑賞する子供たち